脳梗塞後遺症ので硬くなった腕は、あきらめる?

皆さん、こんにちは。

最近、ご利用者様も増えてきて嬉しいことに忙しくなってきた元気な作業療法士の高坂です。

今回は、脳梗塞や脳出血になったことで

気が付くと麻痺側の腕が曲がってしまう人はいませんか。

後遺症で曲がった腕は何に困る?

現在、ご利用されている利用者様の多くも上記のような方を多く見かけます。曲がった腕を放置していると麻痺した腕は伸びづらくなり、着替えの際には腕が通しにくくなったり、洗体動作が不十分となり不衛生となったりすることもあります。

また麻痺側の腕が曲がるからと言って、一時的に反対の手で引っ張るも、中々伸びずに諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。

曲がった腕になった人の傾向

脳梗塞や脳出血によって片方が動かしにくくなる片麻痺になると、麻痺していない方(以下を非麻痺側とする)で日常生活を送らないといけない状況となります。

そのため、非麻痺側を使えば使うほど、麻痺側の腕や指先は硬くなり、第三者からみると体を捻じることで非麻痺側を積極的に使わないといけない状況となります。

また病院に入院している時は、リハビリを受けながら麻痺側の腕や手を使っていても、リハビリを受けない日々が続くと、時間とともに麻痺側の腕や手が使いづらくなるとのお話をお聞きします。

麻痺した腕が使いづらくなると、もちろん麻痺側の腕の使用頻度も減りますし、非麻痺側の手で麻痺側の曲がった腕や指を引っ張って伸ばそうとしますが、最終的にその行為自体も行わなくなってしまいます。

麻痺で硬くなった腕を伸ばす自主トレのすすめ

今回は、麻痺側の腕を伸ばす・緩ますための一つの工夫としてクッションにもたれる自主訓練をご提案させて頂きます。

非麻痺側に力が入ってしまい、体幹を捻じると言った非対称を作ることで麻痺側の腕が硬くなる方が多いと思います。そのため、

クッションにもたれることで、非麻痺側と体幹の筋肉が緩み、麻痺側の腕の力が抜けやすくなります。

実際のご利用者様にも私が、お薦めし取り組んでもらっている方も多くいます。

是非、一度お試しください。

※動画では、具体的なやり方のみを提案させて頂いています。

クッションを使った麻痺側腕の緊張緩和の方法動画

※一つの提案ですのでうまく出来なかった方は、一度お試し体験にてお体に合った方法をお伝えしますので、お気軽にお問い合わせください。

この記事を書いた人

takasaka2
作業療法士 高坂光彰
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