尖足(せんそく)は、麻痺側の足の甲側が伸びて、足先が下を向いたまま元に戻らなくなり、足先が尖ったようになる症状です。下腿三頭筋の緊張が原因のことが多いですが、その症状が強くなると踵が床につかなくなり、バランスの良い歩行が出来なくなります。尖足予防のために使う装具を「痛みがある」「めんどくさい」などといった理由で、装着しない人もいるようです。リハビリで筋緊張を和らげることも重要ですが、装具の正しい着用も大切です。先日、松本にある県内屈指の装具製造メーカーの方にお会いする機会があり、「(その人に)合っていない装具」の発見と対策とその後の連携についてお話しさせていただきました。