改善事例インタビュー

当施設をお知りになったきかっかけ

体のリハビリやメンテンナンスを行ってもらうところを探していたところ、たまたま脳リハ長野の前を通り、立ち寄ってみました。

基本情報

  • 年齢:50代
  • 性別:女性
  • 診断名:脳出血(左頭頂葉opeあり)
  • 既往歴:右手関節・足関節に骨折歴あり
  • 介護保険:非該当
  • 障がい者手帳:非該当
  • 日常生活動作:歩行は、独歩にて自立されており、公共交通機関の利用も可能。車の運転も行えるレベル。
  • 仕事:コーチング

今までの経緯

2000年10月18日出産(陣痛時)に脳出血を発病される。同病院にて2001年3月までリハビリを行ったのち、自宅退院となる。その後、外来リハビリを2001年7月まで行うもリハビリが終了となる。 現在、通院などなく、冬場になると麻痺側である右肩や腰に痛みを認めることがあるため、近隣の整形外科に受診している程度となっている。

介入時の印象

右手足の麻痺は、極軽度とパット見た感じではわからない程度の歩き方となっていました。しかし、麻痺側である右手足の末端の感覚障害や運動障害の影響から右肩や右股関節・腰への代償的な動きを助長していました。特に仕事や活動量の多い時には、身体的な体のバランスを崩すために各関節にて負担を伴いやすい状態となっていました。 本人様とリハビリを行うにあたり、可能性を感じていただいたことで身体的なメンテナンスではなく、「1年で字をうまく書けるようになりたい」との話が聞かれました。

客観的な評価

・麻痺側である右手や右腕の動きは良好なものの、持続的に動かしていくと右肩や右手(親指側)に力が入りやすい状態となっていました。

・感覚検査においては、物品操作などの対象物を知覚する能力の評価として2点識別覚検査を実施しました。

・麻痺側が右手になりますが、感覚が分かる左手(緑色)に比べて右手全体が鈍く、特に親指や人差し指(青色)、手の平(赤色)となっていました。 ※動きの評価を行うにあたり、動かせば動かすほど運動麻痺パターンと感覚障害の互換性がセラピストであればみえてきます。下記のリハビリ比較動画をご参照ください。

書字動作においては、トメやハネが不安定となっており、数字を書く場面では字が小さく、拙劣な状態です

改善成果(4回×60分)

・麻痺側である右手や右腕の動きはスムースとなり、手先から動き出せるようになったことで右肩や右手(親指側)に対する力のコントロールが可能となりました。

・空間での麻痺側の右腕の保持が可能となり、オセロ操作においても右手の指先を細かく動かせるようになりました。

・感覚検査の2点識別検査においては、左手と同様に親指・人差し指や手のひらが、緑色へと変化しました。これにより、ボーペンを的確に持つことが可能と持っている感じ(内感)の変化を関して頂くこととなりました。

書字動作においては、トメやハネが安定し、介入前に比べて数字を書けるようになりました。

リハビリ当初からの2カ月間の比較動画

脳出血 右片麻痺 発症から20年経過 感覚障害が改善し、字が思い通りに書けるようになった症例

ご利用中の田中様へインタビューしてみました。

是非、ご利用をご検討中の方はご視聴ください。

担当者からのコメント

今回、田中様を担当させて頂き、20年経過していても動作の質が変化するのは勿論のこと2点識別覚検査が変化すると言った貴重な機会となりました。長年の体の使い方の影響から麻痺側の筋肉が硬くなり、感覚が低下していたと考えられます。的確に体のキーポイントとなる部分を動かしながら物品操作を行うことで知覚へとアプローチしていった結果、感覚の改善へとつながったと考えられます。

リハビリでただモミモミするのではなく、動かす必要性のある筋肉にアプローチしたのち、物品を扱うことで感覚が変化するリハビリを今後も提供していきたいと思います。 今後も田中様のお体のメンテナンスなどその時々の希望に合わせてリハビリを提供させて頂きたいと思います。

担当セラピスト

takasaka2
元気な作業療法士 高坂光彰
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