改善事例インタビュー

当施設をお知りになったきっかけ

・病院に入院している時にインターネットで脳リハ長野を知りました。公式LINEで左手の改善について相談させて頂き、無料のお試し体験を受けさせて頂きました。

基本情報

  • 年齢:30代
  • 性別:女性
  • 診断名:脳出血(広範囲、OPEあり)
  • 既往歴:特になし
  • 介護保険:非該当
  • 障がい者手帳:非該当

今までの経緯

脳出血を発症後、近隣の急性期病院に入院し、ope後にシャントの感染症などもありました。その後、回復期病院にて5カ月間リハビリを行ったのち、自宅復帰となる。

退院後は、訪問リハビリを週2回と自費リハビリを併用しながら生活している。

介入時の印象

左手足の麻痺は重度となっており、立位や歩行において右側を積極的に使用するため、左腕や手先は曲がり、左足は内反底屈を伴いやすい状態となっていました。歩行は、1本杖とゲートソリューションを使用しているもバランスを保つのに必死と歩行中の声掛けに対して反応の乏しさを認めていました。また左の足元を確認しながらでないと歩けず、杖を押し付けるような状態となっていました(写真1)。左腕は、机に乗せられるものの、左手先が握り込みやすく、左手の手のひらが天井を向いている状態でした(写真2)。また左手を机の上に乗せて維持することもやっとな状態でした。

写真1:Timed Up & Go Testにて右手で杖を押し付けながら必死に歩いています。
写真2:左腕は、左手先が握り込みやすく、左手の手のひらが天井を向いてしまい動かせない状態です。

客観的な評価

・BBS(Berg Balance Scale):41点

・Timed Up & Go Test:56.17秒

・10m通常歩行:54.87秒 38歩

改善成果(16回×120分)

体幹や右手足のコントロールが向上したことで左足や体幹での支えが向上し、立位バランスが向上しました。そのため、立位や歩行場面においては、左足の接地が安定し、1本杖にて無理なく左足を振り出せる状態です。屋外歩行においても1本杖とゲートソリューションを使用していましたが、1本杖のみとなり足元を見ないで歩けるようになっています。そのため、歩行中においても左腕は以前に比べて曲がりにくくなっています。

左腕や左手先は、机に乗せても左手先が緩んでおり、左手の手のひらが机に接触可能な状態です。また左手の手のひらを返すなど動かすことが可能となっています。ご自身にて左手で机を支持するなどの感覚も分かるようになっています。

客観的な評価結果

               介入時   →  2カ月後

・BBS(Berg Balance Scale):41点   →  48点

・Timed Up & Go Test:56.17秒    →  50.51秒

・10m通常歩行:54.87秒 38歩    → 54.21秒 37歩

※体幹や右側のコントロールが向上したことで左足での支えが得られやすく、バランスや歩行の速度が上がったと考えられます。

リハビリ当初からの2カ月間の比較動画

脳出血 重度左片麻痺 発症12カ月経過 回復期病院退院直後に120分×16回(2カ月コース)を実施。装具なく、歩行が可能となり、さらに左手が、動き・力が入るようになったご利用者様!!!

脳出血(重度左片麻痺、発症10カ月経過)回復期病院退院直後、お試し120分にて歩行スピードが向上し、楽に歩けるようになったご利用者様。

脳出血 重度左片麻痺 発症12カ月経過 回復期病院退院直後、お試しから120分16回コースを実施中。1回の介入でもまだまだ変化中。

担当者からのコメント

今回、回復期病院を退院された直後と言うことで左手足の麻痺に目が行きがちですが、体幹や右側の使い方の影響から左手足が動かせない状態となっていました。まずは、体幹や右側をコントロールすることで左腕や手先は緩み、動かす切っ掛けとなったと考えます。そのためにも左足にて支えるなど立ち上がりから立位、歩行と重力を伴う場面で無理せずに動けたことが左手を動かし、左手で体を支えるなどの理解にもつながったと考えます。麻痺側の腕や手は、麻痺側の足や体幹があってこそだと考えます。麻痺側の手や腕に関心のある人は、一度体の使い方を確認がてら、お試しを受けて頂けると分かるかもしれません。

お待ちしております。

担当セラピスト

takasaka2
元気な作業療法士 高坂光彰

こんな人です。

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