改善内容
初めて介助なしで、外を歩けた!
基礎情報
年齢 | 70代女性 |
疾病 | 脳出血 |
発症 | 1年7ヶ月前 |
症状 | 右半身不全麻痺 失語症(軽度) 重度感覚障害 複視 |
リハビリ期間・回数 | 3ヶ月 (総利用回数:12回) |
リハビリ頻度 | 週1回 (1回90分) |
目標 | 自宅トイレまで歩いていく。 |
これまでの経緯
1年7ヶ月前に脳出血にて、急性期病院に約2か月、回復期病院に約5ヶ月入院後、自宅退院されました。その後はデイサービス1回/週、デイケア3回/週に通い、リハビリされていました。
無料お試し体験で可能性を実感いただき、介護保険でのリハビリに加えて、当施設の自費リハビリ(週1回90分・全12回)を開始させていただきました。
開始当初の様子
・右上下肢の随意的な運動性は乏しく、加えて重度の感覚麻痺があり、自分の右足がどうなっているかが全くわかりませんでした。
・右下肢の支えがほとんど機能せず、手を離して立っていることができませんでした。
・歩行時には、右膝が折れてしまい膝折れを制御する介助を要していました(当初は膝に巻くニーブレースを持参されていました)。また、両足が地面に着くべきタイミングで、ご自身の意に反して右足が持ち上がってしまい、バランスを崩していました。
・自家用車の乗り降りに、ご家族2人での介助を要していました。
・右足の内反尖足が強く、ご家族は装具をうまく履かせることが困難でした。
3か月(計12回)による改善内容
・右下肢の運動性が向上し、当初できなかった仰向けで右足を持ち上げたり、膝を立てて保持すること等が可能となりました。若干ですが、右足に体重を掛けて支える感覚がわかるようになったとのことです。
・手放しで1分立つことができるようになりました。
・介助することなく短距離の歩行が可能となりました。
・歩行中に意に反して右足が持ち上がることがなくなりました。
・右手の握り込みや右足の内反尖足が軽減しました。ご家族介助で装具をしっかり装着することができるようになりました。
・車の乗降はご家族1人で可能となりました。
・当施設の駐車場まで歩くことができました。
リハビリ当初との比較動画
担当セラピストからのコメント
ご家族の協力もあり、熱心に自主トレに励んでくださいました。教わった自主トレが上手にできるようになったり、右の手足が柔らかくなっていることを実感され、高いモチベーションが維持できました。更なる歩行能力の向上を目指すとともに、ご家族様の介助での歩行が安全に行えるよう、今後ご家族様への介助指導も行っていきたいと思います。