いつでも同じ方の脚を組んでいませんか?

脳血管障害後遺症と足の組み方

長時間同じ脚を組むクセがあると、骨盤の歪みを招いて、肩こり・腰痛など様々な不調の原因になることはご存知かと思います。

今回は脳血管障害後遺症に悩む方の、セルフチェック、そして自主リハビリとして、足を組んでみたいと思います。

セルフチェック

  • まず麻痺側の脚を組んで、反対の非麻痺側のお尻を座面から離して、そのままバランスをとってみてください。この時できるだけ上半身は傾けないようにしましょう。
  • 次に反対の非麻痺側の脚を組んで、麻痺側のお尻を座面から離してバランスをとってみてください。この時も同様に上半身は傾けないようにしましょう。

お尻の離れ具合や、上半身をまっすぐ保つことに、左右で差はありませんか?

多くの方が、非麻痺側のお尻を座面から離して、保持することは難しく感じると思います。

左右差がある方は、腹斜筋の働きが悪い(手足のみならず左右の腹筋にも麻痺がある)、背骨・骨盤のゆがみ、感覚麻痺、臀部の荷重感覚の低下、麻痺側への恐怖心など様々な理由が考えられます。

麻痺側の特徴として、支えがしっかりしないので、体重を掛けられないことがあります。

座位で体重を掛けられないと、立位・歩行時でも同様に体重が掛けられず左右非対称なものとなってしまいますので、リハビリでは少しづつ体重を掛けられるようにトレーニングしていきます。

自主リハビリメニュー

セルフチェックで左右差を感じた方は、以下の重心移動練習をお勧めします。

重心移動練習の方法

椅子に座り、両手を組んで胸の前に伸ばした状態で、左のお尻を椅子から浮かせ左の骨盤を上に上げ、重心を右のお尻に移動。

十分に体重を掛けた所で、2~3秒バランスを取ります。

次に右のお尻を椅子から浮かせて右の骨盤を上に上げるようにして重心を左に移動します。

自費リハビリのポイント

・自身の中心線(正中)をイメージし、左右対称を意識して行いましょう。

・重心をかける側に頭部・上半身を傾けるのではなく、できるだけ頭部をまっすぐに保ちましょう。

・足は床に着いていても構いません。

慣れてきたら、椅子や畳等の上で行う、お尻歩き(片側のお尻を交互に持ち上げ前方・後方に進む)等も有効ですよ。

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