脳梗塞、脳出血になると、本人の意識が無い時間が続くことがあります。その間のケアについて大切なことがあります。

呼吸:これが出来なければ重篤な状態ですが、医療看護で対応してくださいます。
食事:しばらくは点滴や中心静脈栄養などの医療看護対応となります。
排泄:これも医療看護で対応してくださいます。
皮膚のケア:床ずれなどができないように清潔、分圧、摩擦の予防など医療看護で対応してくださいます。入浴もしばらく無くてもその後の生活に支障は少ないです。
服薬・投薬:もちろん医療看護で対応していただけます。

では、何をするべきでしょう。

それは「口腔ケア」
誤嚥性肺炎予防も大切ですが、それと併せて「歯」を大切にすること。

「意識が回復したら歯槽膿漏で全滅」といったことにならないようにしたいものです。

虫歯により歯が欠損したり、歯槽膿漏で敗血症の危機に晒されたりしないためのケアが必要になります。
そしてその結果は、回復後のADL及び生活の質に大いに影響します。

歯磨きをしたタイミングで脳卒中になるとは限りません。
主治医や看護師さんに歯を守るための口腔ケアについて、家族として出来る事と方法を相談してみてはいかがでしょうか?もちろん、人員がふんだんにいる病院で、看護師さんが細やかに行ってくださるところもあるかと思いますが、病状が落ち着いた段階で、麻痺が残る部分も含めて、速やかに細やかにケアしていくことをお勧めします。

もし、虫歯や歯槽膿漏で退院したら
①虫歯の治療に介護が必要
②食事形態について介助が必要
③自分の歯で噛まないことにより脳機能の低下、認知症の恐れ
④しっかりしたものを食べることが出来ないことによる体力低下、リハビリ効果の低下、便秘、意欲低下  など

こういったリスクを回避するためにも、ご家族には意識して「歯」を守る取り組みを行っていただきたいです。

※ご意見、ご感想もお待ちしております

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